スライドショーは、複数の静止画をまとめて表示するものですが、flash動画を作って表示する方法は、今や一般的ではありません。mp4の動画で作れば、インターネット経由の共有も簡単にできます。youtubeのスライドショー作成が無くなってしまったので、windowsのムービーメーカーを使って作る方法を紹介します。
●使う複数の写真を、まとめておく
この時、きれいなスライドショーを作るため、動画サイズに合わせて画像を用意します。基本は、4:3か16:9のどちらかです。縦横や、サイズの異なるものを使うと、美しいスライドショーになりません。画像処理ソフトで、縦横比は編集しておきましょう。最終的には動画になるので、画素数は異なっていて構いません。
使う写真に合わせて、最初にムービーメーカーのプロジェクトメニューで、4:3(標準)か16:9(ワイドスクリーン)かを選択しておきます。
●ドラッグで、写真を挿入する。
使う写真は、デスクトップにまとめておき、順に右側の窓にドラッグして挿入します。
初期設定では、1枚の写真が7秒の表示になります。右下の+-で、1枚の写真の駒表示が変わりますが、表示時間はここでは変わりません。
●写真の切り替え効果を選ぶ。
アニメーションメニューを開き、切り替え効果を選びます。右下のボタンを開くと、より多くの効果が選べます。
下の方に、高価な動画ソフトにしかなかった、カールのページ切り替えもあります。
切り替え効果は、写真ごとに選べますが、面倒なので「すべてに適用」をクリックします。
切り替え効果は、2枚目の前から付きます。その時間は、写真の表示時間の中に含まれます。初期の1.5秒というのは、7秒のうちの1.5秒で、写真は5.5秒表示されます。
●テキストを挿入する
ホームメニューに戻り、写真のコマを選択して、キャプションを選んで、コメントを入れます。この時、メニューがテキストツールに移動していることに注意してください。
キャプション以外は、新たなコマが追加されます。タイトルは、先頭に1枚・クレジットは最後に1コマ追加されます。
キャプションは、縦書きテキストボックスはありませんが、1文字ずつ改行して箱を縦にすれば可能です。ここでは、1枚目の写真に余白を作ったので、ここに縦に入れています。
●音楽を追加する
スライドショー全体に、バックグラウンドミュージックを追加できます。ただし、音楽の追加は「著作権」が絡むので注意してください。ホームメニューの、音楽の追加を選ぶと、いわゆるfree音源のサイトを紹介してもらえるので、そこからダウンロードして入れてみます。いったん、パソコンにダウンロードして、パソコンから選ぶ方式です。FreeMusicArchiveを選びます。
そのサイトが開きます。
ここで探して、視聴(再生ボタン)してからダウンロードボタン↓でダウンロードします。
たくさんあるので、先にダウンロードしておいた方がいいでしょう。ダウンロードボタンを押すと、それをどうするか聞かれるので、「保存」を選びます。ダウンロードが終了したら、フォルダを開くボタンで、どこに何という名前で保存されたかわかります。基本的には、「ダウンロード」という場所に保存されています。
ブラウザも、フォルダも閉じて、ムービーメーカーに戻ります。
もう一度、「音楽の追加」を選んで、今度はPCから音楽を追加の、音楽を追加を開きます。
ダウンロードしてあれば、それが選べます。開くを押します。
これで挿入され、音楽ツールのメニューに移動します。
挿入しっぱなしにしないで、以下の設定をしておきましょう。
フェードアウトを普通にします。必要なら、フェードインも設定します。
音楽が突然なりだしたり、ブツッと切れないようにします。音楽の開始位置や、挿入位置も調整できます。
●MP4形式のファイルに保存する。
動画は、大きなファイルになりやすく、使いやすいサイズに保存する必要があります。自分で決めるのは面倒なので、ちょうどよい規格があるので、これを選びましょう。
お勧めは、youtubeの規格とfacebookの規格です。これは、大きな動画をアップしても、youtubeやfacebookが処理している形式です。
いったん、youtubeにアップして、処理されてからダウンロードする、という必要がありません。
facebookの方がメールやlineで見せるのに適した小さなサイズになります。DVDに焼いて、郵便で送るなら、コンピューター用や、高解像度ディスプレイ用を選んでください。
保存の際の名前は、半角英数でつけた方が良いです。
保存の際に、確認画面が出ます。
パソコンの能力によっては、時間がかかります。
閉じると、ムービーメーカーを終了させ、いいえを選びます。
ムービーメーカーが起動したまま、再生したりしないことです。終了させた後で、できたファイルを再生しましょう。ちなみに、変更内容とは、今編集したプロジェクト(作業手順)の保存のことで、ここでいいえとしてもmp4は出来ています。無駄な保存をして、PCの容量を食う必要はありません。