郵便番号ウィザード
エクセルで住所録を作る際に、郵便番号や住所を入力する便利なツールが用意されています。
■郵便番号辞書を使う
1つは、IME(日本語入力)で郵便番号辞書を利用する方法です。7桁の郵便番号を入れて変換すると、該当する住所表示が出せます。この辞書は、初期設定では有効になっていないので、使う場合は設定が必要です。MSIMEのアイコンをクリックして、プロパティ画面を表示します。(2000の場合はプロパティボタン・2002の場合はツールボタン)
辞書/学習のページを開きます。 ここの「郵便番号辞書」のチェックボックスがグレーになっている場合は、一度クリックしてチェックを消し、再度クリックして黒いチェックにします。
OKで戻ります。
これで、郵便番号辞書が有効になるので、全角のまま郵便番号を入力し、変換すると住所が出ます。
■郵便番号を入力して、別の列に関数で住所を表示する
じつはそのような関数はありません。次項で紹介する郵便番号変換ウィザードを使うのが一般的ですが、ここでは裏技として、ふり仮名関数PHONETICを使う方法を紹介します。IMEの郵便番号辞書を使うので、上の手順で設定しておきます。A列に郵便番号をB列に住所を表示する場合ですが、実際の入力はB列に郵便番号を入れます。これを変換で住所にしますが、読み(ふり仮名)が郵便番号になるので、A1には関数 =PHONETIC(B1) を入れます。
日本語入力にして、B1に郵便番号を入れて、変換します。
確定すると、この読みとして郵便番号がA1に入ります。
A1に郵便番号を入れて、B1に住所が出るのではありませんが、実質的には郵便番号を入れて住所が出るようになります。
■郵便番号変換ウィザードを使う
これは、エクセルのアドイン(追加プログラム)で、マイクロソフトのページからソフトをダウンロードしてインストールする必要があります。エクセルのバージョンによって、ソフトが異なるので、注意してください。2000の場合は http://office.microsoft.com/japan/Downloads/2000/zipcode7.aspx
2002の場合は http://office.microsoft.com/japan/Downloads/2002/zipcd7xp.aspx
から、ダウンロードします。
をWクリックしてインストールします。2000と2002と、ファイル名は全く同じです。
*エクセル97用のウィザードもあります。若干使い方は異なります。
エクセル97の場合は、 http://office.microsoft.com/japan/Downloads/9798/xlzipcode7.aspx
インストールしたら、エクセルを起動し、ツール・アドインを開きます。ここの、郵便番号変換ウィザードにチェックを入れます。OKをクリックして閉じます。
これで、郵便番号変換ウィザードが使えるようになります。
このウィザードは、郵便番号→住所だけでなく、住所→郵便番号の変換もできます。また、複数のセルを指定して、一括で変換できるので、IMEの辞書よりは便利です。
ウィザードの使い方:
アドインの設定が終わったら、郵便番号(または住所)を入力して、ツール・ウィザードを開き、郵便番号変換をクリックします。3ステップのウィザードで完了します。次へボタンで進めていきます。
セルの範囲をドラッグで指定します。
完了ボタンをクリックします。
A1からA2にあった郵便番号から、B1・B2へ住所が入力できました。
ステップ1で、住所から郵便番号をクリックすれば、逆の変換もできます。
*このウィザードは、エクセル2000以降でしか使えません。