★セルの名前
一つまたは複数のセルに、座標以外の名前を付けることが出来ます。こうすると、セルを名前で指定できるので、これを含む式をコピーしても、そのセルは固定されます。特別の値が入ったセルに、名前を付けておくと参照がスマートに出来ます。
★特定のセルに名前を付ける
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左のような集計表を作り、B5に合計を入れてあります。 この合計に対する、売り上げの割合の式を入れます。C2の式は、=B2/B5ですが、これをコピーしてC3などにも使いたいときは、 =C2/B$5のように、B5の座標を固定します。 |
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B5をクリックして、名前ボックスを選択し、 ここにtotalという名前を書き込みます。 こうすると、B5のセルにtotalという名前が付き、以後この名前で呼び出せます。 |
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こうすると、C2の式は =B2/total と書け、この式をC3・C4・C5に貼り付けても、B5でわり算することは変わりません。 |
★範囲に名前を付ける
データ表などを、範囲指定して名前を付けることもできます。この名前は、範囲指定と同じように使えます。
A2:G100 などの記述も、範囲名で指定すれば、関数などで$A$2:$G$100などと固定しなくとも、
範囲に付けた名前で指定できます。名前の付け方は、セルの場合と同じです。
範囲を指定してから、名前ボックスをクリックし
名前を書きます。
★数式中の座標を、マウスで入力すれば
名前が自動的に入るので、入力時に迷うことはありません。シート中にある名前を付けたセルを探すには、名前ウインドウのリストを開いてクリックします。名前には、日本語も使えます。複数のセルを選択して名前を付けると、範囲指定の代わりに名前が使えます。B1:B3に「売り上げ」という名前を付けると、合計の式は、=SUM(”売り上げ”)と書けます。
★定数に名前を付ける お勧め!
セルに名前を付けて、そのセルに定数を入れれば、定数を名前で呼び出せます。
実際のセルに定数を入れなくても、定数そのものに名前を付けることもできます。
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参照範囲に、座標ではなく、直接数を入れます。これを、右のように数式の中で使うことができます。勿論、変更も可能です。名前の定義を開いて変更すれば、消費税アップの際にも対応できます。
★一度付けた名前を変更・削除するには
![]() 挿入・名前・定義と進みます。 |
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ここの追加で、名前を付けることもできます。ただ、範囲の設定が面倒です。選択して削除ボタンをクリックすれば、設定した範囲を解除できます。