時刻の書式と計算


エクセルでは、時刻は1日(24時間)を1とした少数でデータを持っています。このデータ形式をシリアル値といいます。計算可能とするため、小数の数値として登録され、表示では 一定の書式で見せています。この書式は、自動で設定されるので、注意して下さい。

時給の計算  ■時間の合計  ■15分単位の切り上げ・切捨て

★時刻・時間の書式

A1に8:30、B1に17:54、と入力すると、自動的に時刻の書式が設定されます。
同様に、セルの書式を見ると、時刻として認定される書式一覧が確認できます。
A1には実際には、0.35416667という少数が入っており、これを時刻の書式で表示しています。
C1には、=B1−A1の式を入れてあります。9時間24分という経過時間が計算されます。

★時給の計算

9:24は、実際には0.39166667という小数です。これを、時間の単位にするには、24をかければよく、D1にはC1*24の式が入っています。
9時間24分は、9.4時間(0.1時間=6分)です。時給計算では、これに時給をかけるか、または24時間分の時給を、C1にかけ算します。 E1は、時給800円で計算したものです。もし、1時間の休憩を引くのであれば、時間の単位にしてから1を引くか、または1時間=0.041666667日を 引き算します。

★時間の合計

時間を合計していくと、24時間で1日となります。従って、普通の表示では24時間より大きい数字は見えません。 図は、A2からF2までに6個の時間データを入れ、G2とH2に全く同じ合計式、=SUM(A2:F2)を入れています。

合計は58時間14分ですが、G2には48時間分が日数に繰り上がって表示されていません。 しかし、中の数字は同じなので、24をかければ時間数になります。
表示を、ユーザー定義の中の[h]:mm:ssを選ぶと、58:14:00の表示ができます。
秒が不要なら、 [h]:mmを定義すればよいでしょう。hはhour(時間)、mはminute(分)のことで、[ ]は繰り上がり無しの意味です。 種類の窓に書き込めば、定義できます。

★時間計算の注意

 1.24時間で繰り上がってしまう。
 2.秒まで正確に表示できるよう、小数点以下8桁の半端な数字が入っている。
 3.合計を繰り返していくと誤差が出て、分の単位にまで誤差が拡大することもある。

★15分以下を切り捨てる

時給計算で、15分など分単位で切り捨てる計算は、MOD関数を使うと便利です。

MOD(B1,B2)で、B1の時間をB2の時間で割ったあまり(切り捨てる時間)を計算します。これをB1から引くと最低単位がB2になります。B2の値は60分の約数ならば、好きに変更できます。B3の値もシリアル値なので、時給をかけるときには更に24倍して時間の単位にします。
*実際の、Excel2000ファイルを開く ここをクリック

時刻の分単位での、切捨てや切り上げには、CEILING関数やFLOOR関数も便利です。切り上げは、CEILING 切り捨ては FLOOR を使います。この関数の2番目の引数に、”0:15”とすれば15分単位で、”0:20”とすれば20分単位で処理できます。

時刻は、24時間を1としたシリアル値になっているので、分単位の切り上げ・切り捨てはめんどうですが、便利な関数が用意されています。

もともと CEILING・FLOORは、ある単位の整数倍に切り上げ・切り捨てする関数です。時刻のシリアル値にも使える、ということで便利です。


メニューへもどる