4年ぶりの改定で、劇的に変わったOffice2007

WindowsVistaの発表と時を同じくして、Office2007も発売されました。こちらは2003から4年ぶりということになります。Officeパーソナルのワード・エクセルについて、その変貌ぶりをレポートします。

互換性の無いバージョンで、古いものと区別される

 ニューのアイコンのデザインも変わりましたが、もっと驚くのは新旧二つに分かれたファイルのアイコンです。
保存のときに、これまでのバージョン(2003まで)で保存することもできます。その場合は、これまでと同じアイコンになります。
 しかし、新しいバージョンで保存すると、拡張子は4文字になり、アイコンデザインも変わります。間違っても古いバージョンのワード・エクセルで、2007バージョンのファイルを開くことが無いように、ということです。

 それほどに、ファイルの仕様も変わりました。古いものを新しいバージョンで開くことはできますが、保存時に、古いバージョン形式で保存しない限り、その逆はできません。

 例えばエクセルの場合、エクセル誕生以来、行数は増えても、列数は255列と変わりませんでした。それが、エクセル2007では16,384列に増えてしまいました。行も65,536行 → 1,048,579行と増えましたが、行が増えるのはこれまでもありましたし、データの下の方が変わるだけで、使わなければ問題ありませんが、列数は1行目から使うので、互換性が無くなって当然です。

  メニューが変わった

Windows共通の、ファイル・編集・表示・挿入・書式といったメニュー構成が一新され、名前も変わってしまいました。今までは、これらの呼び名はwindowsアプリケーションに共通で、「保存・印刷はファイルメニュー」と覚えておけば、ソフトが変わっても使い方は同じでした。

2007では、ホームという名のメニューに、書式など良く使うボタンが並びます。挿入・ページレイアウトなどはワードと共通でも、数式・データなどエクセルだけのメニューも並びます。これらが、今までのドロップダウンリスト(上から一覧が降りてくる)形式でなく、すべてツールボタン形式です。言葉よりもボタンの方が分かりやすい、ということかもしれませんが、小さなボタンの絵柄は分かりやすいものではありません。これまでのツールバー形式のボタン配置だと、ユーザーが表示させないとボタンが無いことになり、ツールバーの位置もあちこち飛ばずに済む、ということなのでしょうか。

更に、Officeボタンというものがあり、これをクリックすると従来の「ファイル」メニューが現れます。

これは、クリックせずにマウスで探ったときの表示

クリックで、このメニューが出る。

また、「最も難しいメニュー」といわれたヘルプメニューも隠されてしまいました。F1キィを押すとヘルプ画面が出ます。これも、初心者が藁をもつかむ気持ちで「助けて」の意味だと勘違いしてヘルプを開かないようにという配慮でしょうか?

従来のメニューとの比較のための、このようなページができています。ここをクリックすると下のページが開きます。

スタートボタンを押すと、2003のバージョンがシュミレーションされます。知りたいメニューをクリックします。

例えば、ツール・オプションはどこから行くのか?と調べると・・・

ワードのメニュー

メニューが多くて困るのがワードでしたが、更に機能が増えた分、従来の使い方をしようとすると迷ってしまいます。メニューの一覧が無く、操作の途中でメニューが変わる方式なので、作業を進めながら探すことになります。これはちょっと戸惑うでしょう。
お馴染みの(?)「グルメの旅」パンフで、図で紹介してみました。

 

互換性を保持するために

保存の際に「97-2003形式」を選ばないと、古いOfficeを使っている人には開けなくなってしまいます。古いパソコンで、office2007形式のファイルを開くコンバーターがMS社から無償で配布されています。これを入れておけば、4文字拡張子の新しい形式のファイルも開けます。しかし、このコンバーターをインストールできるのは、Windows2000SP4またはWindowsXpSP2以降に限られます。Meや98ではインストールできません。そこで、2007を使う側で配慮が必要です。いちいち形式を変えて保存するのは面倒、という場合、標準の形式を97-2003形式に設定することもできます。やはり、当分はこの設定の方が便利でしょう。

おまけ:PDF形式での保存ができる

MSのサイトから、無料でPDFファイルへの変換アドインソフトがもらえます。Office2007に対応するPDF変換ソフトが、現在のところありません。
そのような状況下で、いち早くMicrosoftが対応してくれています。

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