パラオ2012

2012年8月に、2度目のパラオ旅行に行きました。

パラオ共和国は、広島の南1400Kmに位置します。グアムの南西500Km・フィリピンレイテ島の東400Kmという位置です。
第一次大戦後日本の統治下に30年間、第二次大戦後50年間アメリカの統治下にあり、1994年にパラオ共和国(ベラウ共和国)として独立しました。
最大の島は、北部のバベルダオブ島ですが、コロール島・マラカル島・アラカベサン島の4つの島が橋で結ばれており、中心になっています。

 デルタの直行便なら、成田から4時間半で行けます。しかし、今回帰りの便が突如キャンセルになり、2日遅れの定期便も怪しい状況になり、帰りはグアム経由で待ち時間も入れて11時間、予定より36時間遅れて帰国しました。
 2009年に行った時よりは、観光客も3倍に増えたそうですが、まだまだ馴染みのない秘境かもしれません。日本とは縁の深い国ですが、最近は韓国・台湾の観光客も多く、投資も日本より増えているようです。1994年11月のペリリュー島の激戦から、翌年の8月15日終戦を迎えることになりました。

ペリリュー島戦跡ツアーに参加  (クリックするとスライドショー)

今回は、そのペリリュー島へも行ってみました。コロール島から、船で75分・50Kmの旅です。
右は、ペリリュー島の港です。 
日本軍が立て籠もった洞穴。
これは、そのために作ったものではなく、硫黄などの資源を掘った穴の跡で、これを再利用したものです。

もともと、パラオは鉱物資源の豊富なところで、バベルダオブ島には、ボーキサイトの鉱脈があり、トロッコを作って運び出していたそうです。これを製錬して作ったアルミニュウムで、あの零式戦闘機が作られました。

そのアルミは朽ちることなく、ジャングルの中や海中に残っています。

 
日本軍の本部跡
この向かい側が、当時東洋一とされた十字滑走路をもつ空港がありました。パラオは、軍事拠点ではなく、資源発掘の基地でしたが、この空港のために、米軍の上陸作戦が実行されたそうです。上陸直前に、兵隊以外の日本人はすべて退去し、島には10000人程度の軍隊だけが残り、50000人の米軍の上陸を迎えたのです。そのとき、戦闘機は零戦が8機しかなかったそうです。
米軍のオレンジビーチの上陸作戦は、2度失敗し、大きな犠牲を払って、3度目にやっと上陸しました。

 赤と白の杭は、白側は地雷撤去が済んだ安全地帯という意味です。 赤側は、まだ残っている危険があるようです。
 

 
十字滑走路は、今は縦の1本だけ残っていて、横はジャングルに埋もれたままだそうです。右は、ガス欠で放置された日本の戦車。

 
ジャングルに残された零戦の残骸と、山の中腹の穴に設置された105mm速射砲(一度も使われなかった)
激戦のあったオレンジビーチ。島民は、今もこの海岸は利用しないそうです。


パラオは、やはり南海の楽園です。近いし、時差は無いし、日本語も現地語としてたくさん残っています。
ハワイやグアムに行くなら、もっと多くの日本人に、パラオに行って欲しいです。そうすれば、直行便も増えるでしょう。

●ジェリーフィッシュレイク (外洋から隔離された海水の湖で、外敵がいないので毒を持たなくなったクラゲ達の湖)

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今回もパッケージツアーに参加しました。
環境保護税というものが35$から100$に値上げされましたが、人気は衰えません。
船で、別の島に渡り、そこから山道を登って湖に降ります。この湖は、湖底で外洋と繋がっているそうです。しかし、クラゲの天敵である大型の魚からは隔離されているので、毒を持たなくなったそうです。

クラゲも、毒さえなければかわいいものですが、本当にクラゲだけ見るツアーです。100$はちと高い?でも、韓国人も中国人もたくさん来ています。高いのは、入場制限のためで、今後も観光客が増えればもっと高くなるかもしれません。 今回は、このために200$の防水カメラを買っていきました。

 

ワニツアー (野生のワニを見るツアーで最近始まったものです)

 

 

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 ワニが見られる確率は60%とか。私たちがラッキーだったのか、4頭のワニを見ることが出来ました。怖い恰好をしていますが、実はワニの方が人間を恐れていて、なかなか出てこないそうです。
 エサも豊富にあるので、鶏肉で誘っても、空腹でないと出てきません。近くの農家の豚が1頭襲われた時は、満腹状態が続き、1か月も姿を現さなかったそうです。

パラオの新しい首都 (といっても、国会議事堂などがあるだけですが)

  コロール島から北部のバベルダオブ島に首都移転しました。
 この国会議事堂施設は、韓国の援助で作られました。 かつては日本のODAばかりだったパラオも、今は台湾・韓国の援助の方が多く、日本の影が薄くなっています。
 日本も、震災などの災害復興で、よその国を援助する余裕はないとは思いますが、有効な援助は必要でしょう。

●コロール島は、パラオの中心です

コロール島は、左上のアラカベサン島・左下のマラカル島・そして右のバベルダオブ島の3島を結ぶ橋があり、パラオの中心です。メイン通りには、銀行・レストラン・土産物店が並び、コンビニ・ガソリンスタンド・学校など生活の中心でもあります。
空港と国会議事堂は、最大のバベルダオブ島にあります。
ホテルは、図の左上の端にあり、町まではタクシーを利用しなければならないので、今回はレンタカーを借りてみました。右側通行ですが、多くは、右ハンドルの日本車が走っており、運転マナーもよく、交通事故も少なそうな町です。信号は無く、昔信号機を付けたら、事故が増えたので外したそうです。

 
バベルダオブ島へのフレンドシップ橋(日本製)  コロール島の中心部

 
民族博物館の展示(パラオ式住居)  最もおいしかったレストラン・モグモグ

 
アラカベサン島の端にあるホテル パラオ・パシフィック・リゾート が、何といっても最高でした。

●追加情報

レンタカーは、日本の免許で借りられます。1日40$から60$で安いです。街中で借りれば、日本車の中古車で40$くらいです。右ハンドルで右側通行は、交差点の右左折さえ注意すれば、乗りやすいです。ホテルで借りたら、日本車の左ハンドルの新車でした。こちらは65$しますし、ウインカー・ワイパーがよく間違えますね。無論、カーナビなどついていません。皆ゆったりしているので、走りやすいです。

アメリカドルをそのまま使っているので、トラベラーズチェックもほとんど紙幣と同じに使えます。ただ、大きい金額のチェックでお釣りをもらうのは難しいです。ホテルで紙幣に変えてもらえば良いです。$預金があれば、両替は損です。

デルタの直行便は不安定ですね。簡単にフライトキャンセルになります。天候ではなく、飛行機そのもののやりくりに問題がありそうです。
よく故障します。でも、キャンセルになると2泊6食はタダになります(週4便なので遅れれば2日単位)。時間に余裕があれば、得ですね。