シドニー 2010

 2010年4月29日から2010年5月5日の日程で、オーストラリアに行きました。

 今回は、シドニーはトランジットで、最終日の夜1泊し、翌早朝の帰国でした。

 2002年以来のシドニーは、それでも懐かしく、美しさは思い出のままでした。

 メルボルンも良かったのですが、最後の数時間の滞在で、「やっぱり、オーストラリアはシドニーに限る」という印象を持ちました。

下の左が2004年1月の写真。夜景の美しさは変わっていません。

 

 

 

2004年に滞在したホテルもそのままでした。大晦日、予約も無しに夕飯を食べた中華レストランも見つけました。


寝るだけで、朝食も無いホテルは、ちょっともったいない・・
朝5時起きで、ホテルを出て空港に向かいます。今日の夜は、もう日本です。

 

グレートオーシャンリーフよ、さようなら・・


 スライドショー

 今回も、Win坊的感想を・・

 2004年の正月、ゴールドコースト・ブリスベン・シドニーと周り、今回は2度目のオーストラリアでした。オーストラリアも、シドニーオリンピック以降のバブル崩壊や、オーストラリアドルの急落・急上昇など、世界経済の激動を経験してきました。
 前回は、土地や住宅価格の高さ・人件費(特に公務員)の高さなど、日本のバブルを見る想いで、若干冷ややかに見ていましたが、リーマンショック以降の回復は恐らく世界一ではないでしょうか。
 何故、オーストラリアはこんなに元気なのか?

 それは、人件費の高さなのでしょう。不況の中、人件費を削減して、低価格を実現しても、給料が少ないので買えない・買わない。そこで、もっと合理化して低価格競争をする、というデフレスパイラルを止めるのは、高人件費しかないのでは。オーストラリアの人件費は、高校生のアルバイト時給などの最低が1700円に決められているそうです。当然、その他の仕事の時給はもっと高いです。観光地の、日本食レストランなどで働く日本人の時給は、日本並みなのでオーストラリア一低いそうです。

 人件費の基準が高いので、自動販売機のジュースが350円でも普通に売れます。レストランでの食事は、大体一人4000円、ちょっと飲めば10000円から15000円、それでも週末になると、皆高い服を着て、パーティーで盛り上がります。若者が、高級な服を着て、高級車に乗り、高級なマンションに住みたがります。勿論、現金では買えないのでローンです。ローンの金利は高いです。金利が高いのは、将来価値が高いからで、給料の高さでローンも払えます。

 給料が高いから、税金が高くても文句は出ません。税金が高いから、公務員の給料も上がり、質の高いサービスも可能になります。「ごみを減らそう」と、ごみ箱を撤去するのでなく、早朝に掃除して回る公務員を増やしているので、失業者もいないし、ごみもありません。

 住宅地では、かわいいダストボックスが2つ、各家庭の前に出されます。これを、トラックが回ってきて、ロボットアームを伸ばして、一つずつボックスをつかんで、中身を放り込んでいます。ごみ集積場などありません。家々をトラックが回っています。多分、税金はかなり使っているでしょう。しかし、その分住民の生活の質は高いのです。タスマニアでは、漁師・酪農家と公務員と不動産・観光業者が、それぞれ1/3くらいだそうです。1/3の公務員を雇えるだけの収入があるのです。その環境が、4000万円から1億円する小さな一戸建て住宅の価格を保証しています。

 なんか、日本はすべて裏返しですね。このまま安い物価と人件費が続くと、アジアの出稼ぎ労働者の国になってしまいそうですね。日本の文化も、観光資源も、汚れて価値が無くなり、外国人観光客が来ない国になってしまうのではないかと心配になりました。
 以前、日本は物価の高い国でした。今は、物価の安い国になっています。物価が安いことは、海外旅行の楽しみでしたが、物価が高いことが、何の不都合も無いなんて、驚きでした。

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